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【国内ロケ地の旅7選(4)】行ってよかった!映画・ドラマの舞台(北海道編)

皆さんも自分の好きな映画やドラマの世界に入り込んで主人公の気分を追体験したいと思ったことはありませんか?

好きな映画の舞台やロケ地を巡ってそうした気分を味わうことは個人旅行でしかなかなかできません。

これまでも旅行を計画するときのメインテーマの一つとしてきました。そうした中でも特に印象に残った場所をエリア別に紹介する11回目です。

今回は北海道が舞台となった映画やドラマに焦点をあてます。

小樽 ~ 映画「ラブレター」

最初は1995年に公開された”事故で婚約者の藤井樹を亡くした博子が彼が昔住んでいた住所に出した手紙が婚約者と同姓同名の女性のもとへ届き不思議な文通が開始、過去と現在を行き来しながらそれぞれのラブストーリー描かれる映画「ラブレター」”の舞台となった小樽です。

冒頭の雪の中を主人公(博子 or 樹)が歩くシーンは天狗山スキー場で撮影されました。

小樽市街地から眺めた天狗山スキー場

映画は現在と回想(中学時代)の小樽の街並みをとを交互に映し出していきます。

博子が樹に宛てた手紙を運ぶ郵便局員が走った船見坂
藤井樹が働いている図書館に使われた運河公園の「旧日本郵船小樽支店」

手紙で樹の過去を知った博子は友人の秋葉と小樽を訪れます。

博子が気づかないまま藤井樹と出会ったあたり(写真は「日銀小樽支店」)
ガラス工房をい訪れるため歩いた小樽運河周辺
ガラス工房のある「運河プラザ前」の消防犬ぶん公像

博子に好意を寄せる秋葉は藤井樹が遭難した現場に連れて行きます。

博子と秋葉が山に向かって叫んだ八ヶ岳牧場

雪の八ヶ岳で博子が「お元気ですか、私は元気です。」と死んだ樹に対して叫ぶセリフは、韓国や中国でも多くの若者が知っている流行語になったそうです。

博子や秋葉が暮らす神戸の場面も小樽で撮影されています。

秋葉が眺めていた神戸市街地の風景(実際は旭展望台からの小樽市街地)
映画には登場しませんが藤井樹が博子にプロポーズした神戸摩耶掬星台

純粋なラブストーリーと小樽の風景がよくマッチしているので、鑑賞前後のどちらでも構わないので訪れてみると映画の雰囲気に浸れると思います。

<映画情報>

ラブレター 1995年

監督  岩井俊二

出演  中山美穂、豊川悦司、酒井美紀、柏原崇

Love Letter : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

夕張 ~ 映画「幸福の黄色いハンカチ」

次は1977年に公開された”刑期を終えて出所した男が、偶然出会った若いカップルに後押しされて妻のもとへ戻る姿を描いたロードムービー「幸福の黄色いハンカチ」”のクライマックスシーンの舞台となった夕張です。

主人公の勇作が最後に訪ねる黄色いハンカチが掲げられた炭鉱住宅は「想い出ひろば」として保存されています。

勇作が光枝の姿を認めてこの道を歩いていきます
タイトルにもなった黄色いハンカチはこの広場の象徴です
欽也が朱美と勇作を乗せて北海道をドライブした赤のファミリアも展示されています
勇作と光江のシーンが人形で再現されています

ここは夕張を代表する観光スポットとなっており、2018年にはリニューアルを行い映画の魅力を肌で感じるため多くの人が訪れています。

映画は北海道の網走から夕張まで横断するロードムービーとなっています。

勇作が刑期を終えて出所した「網走刑務所」
欽也が朱美をナンパした網走駅前
欽也と朱美がドライブの途中に立ち寄った「小清水原生花園」
勇作が合流して3人で立ち寄った「美幌峠」
3人は阿寒湖のほとりの温泉で宿泊しました
欽也がチンピラとイザコザを起こした駐車場のある帯広駅前
勇作が運転中に検問に出会う「狩勝峠」

ドライブシーンの合間に勇作と光枝のエピソードが描かれます。

勇作が光枝をデートに誘い食事した札幌中心部

言わずと知れた日本を代表する名作映画ですが、映画のロケ地を巡ることによって北海道の雄大さを実感できます。

<映画情報>

幸福の黄色いハンカチ 1977年

監督  山田洋次

出演  高倉健、倍賞千恵子、桃井かおり、武田鉄矢

幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

日高 ~ 映画「優駿 ORACION」

次は1988年に公開された”ダービー馬を輩出することを夢見る牧場主親子と様々な事情を抱える馬主親子を中心に一頭のサラブレッドを巡る人間模様を描いた映画「優駿 ORACION」”の舞台となった日高地方です。

映画に登場する牧場のシーンは日高地方の新冠で撮影されました。

この辺りは「サラブレッド銀座」と呼ばれサラブレッドの飼育が盛んです
見渡す限りサラブレッドの牧場です
牧場の向うには日高山脈が連なっています
街灯のデザインも馬の街を象徴しています

浦河町にある「優駿ビレッジアエル」ではサラブレッドに触れ合えることができます。

広々とした牧場で馬たちは草を食んでいます
重賞レースに優勝した名馬もここで余生を過ごしています
オウケンブルースリ(2008年菊花賞優勝)
スズカフェニックス(2007年高松宮記念優勝)

もう一頭の1998年のダービー優勝馬で映画のオラシオンを彷彿とさせた「ウィニングチケット」は2023年2月に32才の寿命を全うしていました。

ウィニングチケットのファンのために用意された献花台
ダービー優勝記念の品
アエルの牧場の厩舎
1970年代に活躍した名馬「トウショウボーイ」の銅像もあります

サラブレッドは皆美しい身体をしていますが、名馬と呼ばれる馬たちは年老いても引き締まった身体で見ていて飽きません。

北海道ではサラブレッドの競馬は行われていませんが、帯広までいくとばんえい競馬が行われています。

帯広競馬場の入口ゲート
馬がそりをひきながら力や速さを競います

映画のクライマックスシーンが東京競馬場で行われる日本ダービーです。

日本ダービーの舞台「東京競馬場」

重賞レースに勝つような馬を育てていく大変さがよく分かる映画です。実際に訪れると北海道の雄大な風景と馬たちの姿がよくマッチしていることが実感できます。

<映画情報>

優駿 ORACION 1988年

監督  杉田成道

出演  斉藤由貴、緒方直人、吉岡秀隆、緒形拳、仲代達矢

優駿 ORACION : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

札幌 ~ 映画「探偵はBARにいる」

次は2011年に公開された”札幌ススキノで活動する探偵のもとに舞い込んだ謎の女からの依頼をきっかけに、探偵が命を狙われ不可解な事件に巻き込まれていく映画「探偵はBARにいる」”の舞台となった札幌です。

主人公の「俺」と助手の高田が根城としているのが札幌のススキノ界隈です。

観光スポットにもなっている「ススキノ交差点」
俺と高田が依頼を受けるバー「ケラーオオハタ」のマスターが実際にやっているお店
ススキノの夏の風物詩「よさこい」

ススキノ界隈の路地裏やお店の情景や雰囲気が映画とよくマッチしています。

ススキノ周辺には札幌を代表する観光スポットが多くあり、一部は映画にも登場します。

大通り公園にあるテレビ塔
札幌のシンボル「時計台」
北海道交通の中心「札幌駅」
赤れんがの愛称で知られる北海道庁旧本庁舎(2025年まで改修中)
助手の高田が通っている北海道大学のシンボル「イチョウ並木」
中島公園にある明治政府がホテルとして建てた洋館「豊平館」

主人公の「俺」が事件解決のために訪れるのが小樽です。

主人公が降り立った「小樽駅」
主人公が足止めを食らっていた「観光船乗り場」
映画のラストシーンに登場するクラーク博士像で有名な「羊ケ丘展望台」

札幌や小樽といった北海道の中の都会の風景がうまく物語に埋め込まれており、映画の各場面を思い浮かべながら巡ってみると楽しさが増すと思います。

<映画情報>

探偵はBARにいる 2011年

監督  橋本一

出演  大泉洋、松田龍平、小雪、西田敏行

探偵はBARにいる : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

南富良野 ~ 映画「鉄道員(ぽっぽや)」

次は1999年に公開された”妻と娘に先立たれた廃線間際のローカル線の駅長に訪れる小さな奇蹟を描いた映画「鉄道員(ぽっぽや)」”の舞台となった南富良野です。

物語の舞台となった架空の「幌舞駅」のシーンは根室本線の幾寅駅で撮影されました。(2016年の台風以降この駅を含む区間で運転休止中。2024年に廃駅となる予定)

映画撮影時の「幌舞駅」の看板がかかった駅舎
映画の雰囲気を漂わせた単線のプラットホーム
プラットホームは駅舎より高い位置にあり階段でつながっています

駅舎の内部は映画のセットや資料が展示されています。

主人公の乙松が駅を訪ねてきた少女とやり取りをする執務室
乙松の居住スペースだったところは映画の関連資料が展示されています
映画のポスターや新聞の紹介記事

撮影当時は現役の駅として利用されていたのが、その後の事情で廃駅になってしまうということが映画の内容と相まって感慨が深まります。

駅舎の周辺には映画のために建てられたロケセットがそのまま残されています。

女主人の加藤ムネが炭鉱夫安藤の遺児敏行を育てた「だるま食堂」

炭鉱夫の吉岡が事故で亡くなった「幌舞炭鉱」として描かれたのが赤平炭鉱です。

施設見学も可能な赤平炭鉱の立坑櫓跡
映画にも登場する最盛期の赤平炭鉱の風景

映画の魅力を追体験するという意味だけでなく、戦後の日本の経済成長の中で北海道の鉄道や炭鉱が果たした役割と時代の流れに翻弄されていく姿が実感できる場所です。お勧めです。

<映画情報>

鉄道員(ぽっぽや) 1999年

監督  降旗康男

出演  高倉健、大竹しのぶ、小林稔侍、広末涼子

鉄道員(ぽっぽや) : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

富良野 ~ ドラマ「北の国から」

次は1981~2002年に連続ドラマ及びスペシャルドラマとして放映された”東京から故郷の北海道に戻り、大自然の中で暮らす主人公五郎と二人の子供たちの成長を北海道の大自然の中で描いたドラマ「北の国から」”の舞台となった富良野です。

富良野市の麓郷地区には、実際に撮影に使われた家が保存されています。

五郎、純、蛍の一家が最初に暮らした家

シリーズ放映終了後に最初に公開されたのが「麓郷の森」と呼ばれるエリアです。

連続ドラマ時代の住居で火事で焼けてしまう「丸太小屋」(2番目の家)
「’89帰郷」の中で五郎が建てた「石の家」
畑から出てきた石を使って建てた設定となっています
「2002遺言」の中で五郎が廃材を集めて義妹雪子のために作った「拾って来た家」
大量廃棄社会への警鐘のメッセージが込められています
純と結が戻って来た時のために作った家
さらにもう一軒作られています

五郎が建てた家を見ていると、各家と一家のエピソードが結びつき深くドラマの世界に浸ることができます。

その他にもドラマに関連した場所が富良野には点在しています。

様々な出会いや別れの場となった「富良野駅」(次の「布部駅」は五郎一家が最初に降りたった駅)
「’98時代」で純が螢のために部屋をとった「新富良野プリンスホテル」
「’98時代」で五郎の義妹雪子が働いていた「森のろうそく屋」があるニングルテラス
五郎との離婚が成立した令子が子供である純や蛍とひと時を過ごした「ファーム富田」
3人でラベンダー畑を散策するシーンは印象的です
2016年まで富良野駅前にあった「北の国から資料館」(現在はホテルとなっています)

「北の国から=富良野」と言えるほど、町とドラマの世界が重なり合っています。訪れることでドラマの世界をより深く堪能できると思います。

<ドラマ情報>

北の国から 1981~2002年

脚本  倉本聰    演出  杉田成道

出演  田中邦衛、吉岡秀隆、中嶋朋子

北の国から|フジテレビの人気ドラマ・アニメ・TV番組の動画が見放題<FOD> (fujitv.co.jp)

旭川 ~ 映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」

最後は1999年に公開された”閉園の危機に追い込まれながら、動物の生態をそのまま見せる“行動展示”で全国有数の人気動物園に復活させた実話を描いた映画「旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ」”の舞台となった旭川です。

映画の舞台となった「旭山動物園」は旭川市の郊外にあります。

旭山動物園の入口ゲート
園内はそれほど広くはありません

動物園自体はパンダやコアラと言った人気の高い動物がいるわけではなく、ごく一般的な動物たちが暮らしていて遊園地が併設された施設でした。

映画に描かれたように、事態を打開したのが動物の生き生きとした姿を来園者に見せるかを工夫した「行動展示」です。

ほっきょくぐま館
映画のタイトルにもなった空を飛ぶように泳ぐ姿を見せる「ぺんぎん館」
円柱水管内を泳ぐ印象的な姿が観れる「あざらし館」
空中トンネルを通して間近で観察できる「チンパンジー館」
給餌器を使って餌を食べる生態を観察できる「きりん舎」
高所を綱渡りする姿を観察できる「オランウータン舎」
吊り橋を渡って動き回る姿が観察できる「レッサーパンダ舎」

映画と切り離しても訪れる価値のあるスポットだと思います。映画で紹介されたような先人の苦労を思い浮かべながら動物たちを観察するとさらに感慨深くなるかもしれません。

<映画情報>

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ 2009年

監督  マキノ雅彦

出演  西田敏行、中村靖日、前田愛、岸部一徳

旭山動物園物語 ペンギンが空をとぶ : 作品情報 – 映画.com (eiga.com)

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